子供の症状に効く!ツボ押し

【大椎(だいつい)】

 

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首を前に倒した時に首の後ろに飛び出る骨の下にあるくぼみが大椎のツボです。

 

中医学では風邪などを邪(じゃ)が身体の中に入ってきた状態だと考えます。

身体はバリアのように体の表面を「衛気(えき)」が充満して動いており、「邪」の侵入を防いでいます。

「大椎」はこの「衛気」の動きを良くし、「邪気」を追い払う働きがあります。

 

背中側のウエストラインと背骨が交わる場所(おへそのちょうど背中側)には命門(めいもん)というツボがあります。

命門は中医学で生命の根本となる臓器と考えている「腎」と関わりの深いツボで、元気や冷えによる下痢、頻尿の改善などの働きがあります。

 

背骨と背骨の両側に沿って大椎から命門まで、風邪、精神不安、消化器症状、免疫力などの改善の働きのあるツボが並んでいます。子供の体調管理のために、背骨に沿って優しくマッサージをしたり、さすったりしてあげると良いでしょう。

 

 

 【足三里(あしさんり)】

 

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足三里(あしさんり)は両足のスネにあります。膝の外側でお皿の下から指四本下がった場所で、くぼんでいる所です。

押すと足の先の方までズーンと響く感覚があります。

子供のツボを探す時は子供の指四本分を目安にツボを探してください。

 

胃腸の調子を整える働きがあり、食欲不振や下痢や嘔吐、元気がなくだるいときなどに使います。また、膝や足の痛みなどにも効果のあるツボです。
 


 

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「女性特有の痛み・尿漏れなど」の治療法

婦人科疾患の他にも、婦人科系が原因で起きる症状は多くあります。どこに相談をすれば良いか分からなかったり、相談しにくいからと我慢をしていたりする場合もあるようです。
中医学の観点や婦人科専門の理学療法士が、それぞれの立場から症状を改善することが可能です。

 

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【女性特有の痛み・悩みの主な症状】

 

① 股関節が痛む

 

② 出産してから腰や骨盤が痛む

 

③ 尿漏れがある

 

④ 生理前後に腰痛や腹痛がある

 

※他にも女性ならではの悩みは多くあります。実際に症状のある方は中医師や婦人科専門の理学療法士にご相談ください。

 

 

【女性特有の痛み・悩みの症状別治療法】 

 

① 股関節が痛む

 

特徴:なかなか相談しにくい部位で我慢する人も多く、運動やヨガや過度のストレッチなどで痛めやすい箇所です。

 

理学治療:腰椎や骨盤のゆがみを調整し、下肢の長さなどを考慮して股関節の負荷を軽減して痛みを緩和させる治療を行います。

 

漢方治療:関節周囲の血流障害や下肢の浮腫みが原因で痛みが増す人には、血流改善などの働きのある生薬を処方します。

 

 

②出産してから腰や骨盤が痛む

 

特徴:出産後に骨盤がゆがんでしまった人や長時間子供を抱えている人、出産後の栄養状態が偏っている人などに起きやすい症状です。

 

理学治療:出産後の骨盤のゆがみを調え、腰周りの筋肉をスムーズに動かせるように施術を行い、体幹と下半身の筋力強化も目指します。

 

漢方治療:出産後や授乳中、血や栄養が足りなくなり筋肉が凝りやすくなる事も多く、その場合は血を補う生薬を処方します。

 

 

③尿漏れがある

 

特徴:出産後、ちょっとした腹圧やくしゃみなどで尿漏れしてしまうことがあります。冷え性の人は尿漏れをしやすい傾向にあります。

 

理学治療:下半身の筋肉を和らげ血流改善を促し、排尿をコントロールする括約筋回復の施術をし、腹部の筋力トレーニングも実施します。

 

漢方治療:尿漏れは身体が冷えている人や腎虚で怖がりの人によく見られます。そういう体質の方には、身体を温め、腎を補う生薬で調節します。

※中医学の「腎」は腎臓そのものではなく、成長や発育、生殖器系、泌尿器系、身体の元気などと関係が深い臓です。

 

 

④生理前後に腰痛や腹痛がある

 

特徴:生理前後や婦人科手術後のむくみなどが原因で、リンパや血の流れが悪くなり、腰痛や腹痛などの症状が現れることがあります。

 

理学治療:腹部や臀部の筋肉を柔らかくし血流を良くし、生理前後や術後の組織の緊張をほぐして痛みをコントロールしていきます。

 

漢方治療:血の流れが悪くなる原因を調べ治療します。むくみや、緊張などが原因の場合、生薬で気と血の流れをスムーズにし心身を調節します。

 

 

 

【女性特有の痛み・悩みの治療が得意な理学療法士の治療室】

 

ユーカ ヴァン シーア 先生

 

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Aさんは20代の女性です。妊娠後期に腰が痛くなり、さらに左太ももまで痺れが走るようになり、婦人科の医師に紹介をされ当クリニックを受診されました。

 

初診時は歩いても座っても横になっていても痛みを感じ、特に座っている姿勢から立ち上がるのが難しい状態でした。2歳になる子供と外出をすることもできず、生活の質も低下していました。

 

ユーカ先生はAさんの話を聞いた後、身体をチェックしていきました。その際、Aさんの左脚には神経性の損傷がないことに気が付きました。腰椎の活動域と屈伸度が低下しており、それが左半身の症状と関係しているとユーカ先生は判断しました。

 

ユーカ先生はAさんに理学治療と運動療法の指導を行いました。二時間に一度運動療法の動きをしてもらうことにしました。運動の方法は、妊娠後期ということも考慮して調節しました。そして、痛みを悪化させないために、避けてほしい動作をアドバイスし、長時間ベッドに横にならずにできるだけ歩くようにと話しました。

 

Aさんは五回の治療の後、腰の痛みがなくなりました。痛みが無くなったことと、自分で運動をしたことにより痛みを無くすことができたことで、彼女は自分の身体に自信が持てるようになりました。

 


 

 

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