4 Aug
2014

上海、夏の新・風物詩ザリガニを食べに

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m_vega_110x110 日本ではあまり食べる習慣のないザリガニですが、世界の多くの国ではおいしく食されています。もちろん中国でも!

上海では夏になると、冬は鍋料理や羊料理などを出していた食堂が、いつの間にかザリガニのお店に早変わり。店頭には調理されて赤々としたザリガニが山盛りになっていて、スパイシーな香りが漂っています。

そんなザリガニを2年ぶりに食べてきます。GO!

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ということで、日本人の皆さんも多く住んでいる上海市長寧区の水城路×天山路へやって来ました♪

もうちょっと南下すると、日本の食品などを扱っているスーパーなどがありますが、

このあたりは野菜市場などがあってローカルな雰囲気でいっぱい。ザリガニのお店も数店並んでいます。

今回はその中の1店でザリガニパーティーを開催しました。

 

 

ザリガニ、オーダー

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ザリガニは、店内で食べる場合もテイクアウトの場合も「1斤(=500グラム)」単位で注文します。

インターネットなどの事前調査では、大人だと1人当たり2斤(1kg)〜3斤(1.5kg)食べるようです。

2斤だとやや少ない、3斤だとやや多い、という意見がみられました。

※ただし、ストイックにザリガニばかり食べた場合です。

 

注文するときのポイントは、最初から「人数×2〜3斤」をオーダーするのではなく、

様子を見ながら追加していくのが基本です。いろいろな味付けがあるので、順に試してみて、

最後にいちばんおいしかったのをもう一度オーダーするのがオススメです!

 

 

ザリガニ、実食!

 

今回のお店には、ザリガニ以外にも串焼きや海鮮料理など、いろいろなメニューがあったため、

9人でまずは6斤(3キロ)をオーダーしました。

 

いちばんサイズの大きいザリガニを選んだため、価格はやや高めの1斤(500グラム)=65元!

いくつかメニューがありましたが、その中から「招牌香辣十三香小龍蝦」を選びました。

どんなメニューか訳してみますと…

 

招牌 香辣 十三香 小龍蝦

(看板メニューの)(辛い)(13種のスパイスの)(ザリガニ)

 

こんな感じです。

6斤のうちの半分を 微辣(ピリ辛)、半部を 中辣(中辛)で作ってもらいました。

ちなみに、マックス辛いのは 重辣(激辛)です!

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こちらが中辣(中辛)です。ザリガニもスパイスも赤々としています!

日本の基準だと超辛口に相当する辛さなので、ご注意!

これを食べた後、「ほかのものの味が分からなくなった」「痛い」という方が半分以上でした。

 

まずはビニール手袋を装着します!

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特にからい唐辛子をさわるとヤケド状態になるという方は、手で殻をむいて食べるので必須です!

この手袋、破れていなくても、しばらく使うと油が中までしみてくるので、

ときどき新しいものに取り替えることをお勧めします!

 

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できたては超熱々です…上から

 

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あとから紹介しますが、油で揚げていますので…横から

 

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食べるときは頭部とボディーを分けてから、ボディーの殻をむくのが効率的…

 

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そう思っていましたが、お隣の席のお嬢さんは、頭をつけたままバリバリむいていました。ダイタン!

 

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殻を取ったら、身はこれだけです。

可食部がかなり少ないので、最初に出てきたときは「すごい量!」と思いますが、

大丈夫です。

 

 

ザリガニ、注意点

 

さてさて。最近のザリガニ専門店、特にチェーン店などでは、頭やワタなど、

食べない、もしくは食べない方がいい部分をきれいに取り除いて提供していますが、

ローカル店はこのへんの処理が甘い場合があります。

 

ザリガニの食べない方がいい部分といえば、頭の部分とワタ(腸)です。

ワタは、エビと同じで体の真ん中を通っている、黒い一本線がそうです。

泥抜きがうまくされていて、あまり黒くない(白っぽい)場合もありますが、

これを取り除かないと、お腹の弱い人はときどき当たってしまうようです。

 

ワタを取る方法

 

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この方法がうまくできなかったら、殻をむいた後、背中の肉をよけてワタを引っぱり出せばOKです!

 

頭とボディの間にあるオレンジ色のミソも、あまり食べ過ぎない方がいいという意見もよく聞きます。

これが好きという方も多いですが…。

 

 

ザリガニ豆知識

 

ここからは、ザリガニ豆知識です!

 

ザリガニの名産地

上海蟹といえば江蘇省蘇州市にある湖「陽澄湖」で養殖されたものが、

ブランド品、高級品として取り引きされていますが、

ザリガニはといえば、江蘇省淮安市盱眙(XuYi)県で養殖された「盱眙小龍蝦」です。

 

水質の良好な湖があるなど、ザリガニの養殖に適した環境に恵まれていた同県では、

地域を挙げてザリガニのプロモーションに取り組み、地元でザリガニのイベントを開催するほか、

各地のグルメイベントに出展し、徐々に知名度を上げています。

 

 

ザリガニ料理レシピ

今回行ったお店の調理方法とは違うと思いますが、

ポピュラーと思われるザリガニの調理法をご紹介します。

 

「麻辣(マーラー)小龍蝦(ザリガニ)」の作り方

1.ザリガニの下ごしらえ。きれいに洗い、ヒゲを切り、ワタを抜く(抜いてない場合もあります)。

2.鍋に多めの油を熱し、砂糖を加え、ザリガニを入れて炒める。

3.ザリガニの色が赤くなったら、ネギ、ショウガ、唐辛子や山椒、八角などのスパイスを加える。

4.香りが立ち上がったら、酒、醤油、酢などの調味料を加えて味を整える。

5.水と塩を加え、ふたをして蒸し焼きにする。

6.煮汁が半分ぐらいに煮詰まったらできあがり♪

 

ちなみに、今回のお店では、店先で調理していました!

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この日に食べたザリガニ以外のメニューもアップ!

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シャコ・塩こしょう味(手前)、ビール(奥)

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焼きなす・大(手前)、ホタテ焼きニンニクソース(奥)

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串焼き(マントウ、ニラの芽、カリフラワー、ニラ、えのきなど)

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もちと白菜の炒めもの(手前)、枝豆(左奥)

などなど。ザリガニ以外、ほとんどメニューがない!というお店もありますので、

メンバーの好みに合わせてお店選びをするといいと思います。

 

 

今回は、水城路×天山路からお伝えしました!

再見!