10 Nov
2013

2009年 貴州省の洞窟村・中洞組

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2009年3月、貴州省に標高1800mの山奥に、2005年に一般開放されたばかりの

洞窟内で暮らすミャオ族の集落があると知り、訪ねてみた。

 

この村、とにかく遠かった…。1日目に上海から貴陽まで飛行機で2時間半、

貴陽から安順までバスで2時間、さらにバスを乗り換えて紫雲まで山を越えて2時間。

満開の菜の花を眺めながら、日が暮れた頃に紫雲到着。爆睡!

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翌日、格凸河行きのミニバンで山を登ること約1時間。

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ミニバンで乗り合わせた格凸河風景区に行くという

北京からきた学生さん(中国人)と一緒になり、便乗して風景区に寄り道。

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川面はエメラルドグリーンに輝いていました!

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天然の巨大な洞窟が見物!

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洞窟クリージングなんぞを体験。

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途中、ここで暮らすミャオ族と遭遇。本物だぁ!

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予定外の風景区観光。満足♪満足♪

 

拙い中国語で学生さんと必死に会話。どこに行くのかと聞かれ、

洞窟村の写真を見せたら、学生さんビックリ!

一緒に洞窟村へ行くことになりましたw ちょっとホッとするw

 

観光後、再びミニバンを拾って村を目指したものの、

途中で公共の交通網が途絶え、バイタクを利用することに。

村へ続く山道まで30分。ようやく登山道にたどり着きました。

実はこの時点で心折れそうだった…。

実は途中で、かなり危険なひとり旅だと気が付いて心臓バクバクしたのはナイショ…。

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山道を上ったり下ったり、1時間ちょっと。

ヒーヒー言いながら2つ山を越えてようやく辿りついた中洞村。

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大きな口がポッカリ開いていました。テンションMAX!!!

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本当にありましたよ!洞窟村!!

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中洞村は開放前の1998年頃、中国政府が洞窟外に住宅を用意して、

住民に文明的な暮らしをするように促したことがあったのだそう。

 

一旦は外での生活を始めた村人たちだったが、いつの間にかほとんどの村人が

洞窟内に戻ってしまったらしい…。

年中一定気温で雨の心配のない洞窟の方が暮らしやすいという理由で。

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当時、洞窟内では16世帯、約80人が生活。

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中には小学校もあったのだが、残念ながら訪れた1ヶ月前に廃校になっていた。

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子どもたちが遊べる運動場も!

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建物には屋根がない。

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突撃・お宅訪問。

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外にアンテナがあり、部屋にはテレビも!

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洗濯物は常に陰干し!?

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村を訪れたのはもう4年前。一度は外の世界へ出た住民たちが再び洞窟へ

戻ってきたと言うが、小学校は外に移され、

若い世代は徐々に町へ移住していて村人は年々減っているそうだ。

今、この村はどうなっているのだろう…。

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 もう一度、「今」の洞窟村を見てみたい気もするが、

あの過酷な道のりを思い出すと、躊躇してしまう…w

 

貴州省の洞窟村・中洞組 by みっちー