働く方に起きやすい不調
「なんとかしたい!時々襲ってくる胃痛」
働く方たちに多い疾患の一つが胃痛です。
キリキリと痛む、シクシク痛む、張って痛むなど、
症状によって中医学では治療の方法が違います。
胃痛は中医学では主に5つの原因に分けられます。
①冷えによるもの
②暴飲暴食によるもの
③ストレスによるもの
④疲労や体が虚弱なことによるもの
⑤血流が悪いことによるもの
働く方に起きやすい胃痛は②③の原因によるものです。
それぞれの胃痛の特徴と、治療方法について解説します。
二次的に血液の巡りも悪くなると
痛みがひどくなり、押さえると痛みが悪化するなどの症状が起きる
※「気」とは中医学の考え方で、生命活動を維持するエネルギーや、臓器の機能、ものを動かす力などのことを言います。
ストレスや緊張により、「気」の巡りは悪くなります。
中医ではこう治す!
体調を聞き、舌を見て、脈を触り、体質と体調をチェックします。
必要な場合は血液検査など各種検査をお勧めすることもあります。
治療に使う生薬の組合せ方は中医師の経験がものをいいます。以前漢方薬を飲んで症状が改善しなかった方でも、
経験のある中医師に診察をしてもらうことで、改善するケースは少なくありません。
■暴飲暴食による胃痛の治療
胃に停滞している食べ物の消化を促し、スムーズに排泄されるのを助ける生薬を主に使います。
■ストレスによる胃痛の治療
ストレスや緊張により起こる胃痛の場合、気持ちをリラックスさせ、うっ滞した「気」の流れを良くする生薬を主に使います。
二次的に血液の流れも悪くなると、痛みがひどくなります。その場合は血液の流れを良くする薬も組み合わせて使います。
治療と同時に、生活習慣の改善も必要です。診察の際に中医師からアドバイスをします。
★保険のこと、漢方ってどうやって飲むの?苦い?
どの先生に診てもらえばいい?などなんでもご質問ください
- 働く方に起きやすい不調
- 2015年08月15日