老中医の診察室〜症状別漢方治療・養生法〜

〜「老中医の診察室 貧血」〜

貧血とは血液中のヘモグロビンが減少し、酸素が全身にいきわたらない結果、様々な症状を引き起こす状態をいいます。中医学でも「血」はエネルギーを供給する役割を持つと考えており、その対応方法も豊富です。

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貧血以外にこんな症状もある

①動悸がするようになったる

②頭痛、めまいがする

③焦りと不安が交互に現れる

④耳鳴りがする

⑤悪いといわれる

※他にも貧血に関する症状は多くあります。実際に症状のある方は中医師にご相談ください。

 

 

【貧血の症状別治療法】

①動悸がするようになったる

特徴:貧血に加え心臓の血が足りないため、酸素を脳に運べず動悸などの症状が出てしまいます。

治療:心臓に血を補い、全身に栄養を補うように調節する生薬の処方。

養生:×大根、冬瓜、唐辛

     〇竜眼、アサリ、苦瓜など

 

 

②頭痛、めまいがする

特徴:筋肉の緊張や胃腸の働きが悪く、貧血に加え頭部に栄養が滋養できなくなって症状が現れてきます。。

治療:頸部や背中の緊張をやわらげ、胃腸を調え、頭部の血流を改善する生薬の処方。

養生:×菓子パン、タバコ、コーヒーなど    

     〇クルミ、梅干し、泥鰌(ドジョウ)、お灸など

 

 

③焦りと不安が交互に現れる

特徴:中医学では、貧血によって心臓に血が満たされていないと精神的な乱れが現れると考えます。

治療:生薬で「血」を補い精神を安定させ、心と身体を調節する生薬の処方。

養生: ×揚げ物、チョコレート、香辛料など

    〇百合根、牡蠣、ナツメなど

 

 

耳鳴りがする

特徴:下半身の筋力が弱く、上半身の血流が減退しているタイプ。ベジタリアンで運動不足の人に多くみられます。

治療:胃腸の働きを改善し食欲を促進し、精神的な疲労を緩和する生薬を処方。

養生: ×お酒、こんにゃく、フライドポテト  

    〇山芋、黒豆、牛筋など      

 

 

 

★【貧血予防にここをマッサージしよう!】

足三里(アシサンリ)

足三理500

 

※膝下の窪みから指4本分下がった、向こうずねのすぐ外側にあるツボを指でマッサージしましょう。親指で100~200回、優しくマッサージしましょう。
(当院ではマッサージ方法を指導いたします)

 

 

 

【貧血が得意な老中医の診察室】

 

鄭 淑華  先生

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Wさんは上海に住む22歳の女性です。

 

夏ごろから立ちくらみがあり、近頃睡眠状態も悪く、朝から疲労感、やる気がでないといいます。焦ることが多くなり、緊張すると動悸を感じるようになるそうです。Wさんは一人暮らし生活が長く、コンビニや菓子パンなど、バランスのくずれた栄養の偏った食生活で過ごしてきました。全体的に疲労感、気力の低下、不安感、動悸、眩暈の症状に改善が診られず、当クリニックを受診されました。

 

 

さらにお話を伺うと、Wさんはスイーツなどを食べる機会が多く、胃腸の働きが低下している状態でした。お肉や豆腐などのたんぱく質の多い食事をとるとお腹が張るため、偏食になりがちでした。夜になると不安になり睡眠が浅くなり、早朝に疲労を感じるといいます。日中も集中力や記憶力が低下して仕事の効率が下がっていると感じています。血糖値が下がるのか、氷菓子を好むようになり、食べすぎると胃が痛くなることがあるそうです。
舌に白い苔があり、先端が赤い状態。舌はむくんでいて、両脇は歯の跡にくぼんでいます。胃腸の働きが低下し、「内熱」があると診られます。これにより「気」と「血」が不足するため、Wさんの症状が起きていると考えました。
鄭先生は平胃散、黄連阿胶湯、十全大補湯という漢方をベースに患者に合わせて処方しました。また食生活上のアドバイスを行いました。

 

 

一週間後食欲が増したため、栄養を補う生薬に変更を行いました。
二週間後よく眠れるようになり、動悸の頻度が軽減されてきたといいます。食物繊維やたんぱく質の豊富な食材を紹介し、徐々に摂取量を増やしてもらうようアドバイスしました。
二か月後、動悸は見られないようになりました。睡眠、疲労、気力低下などの書状が改善したといいます。立ちくらみがあるというお話でしたので、下半身の運動方法をアドバイスしました。
三か月後、血液検査で血液中の鉄の欠乏状態は正常に戻っていることを確認しました。さらに同じ処方を四週間服用していただき、立ちくらみと動悸が収まったとお話を伺いました。

 

 

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★保険についてのご質問、漢方ってどうやって飲むの?苦い?

どの先生に診てもらえばいい?などなんでもご質問ください

 

 


 

 

■バックナンバー

 

~「手足の冷え」の治療法~

 

~「インフルエンザ」の治療法~

 

  ~「咳・喘息」の治療法~

 

~「乾燥肌」の治療法~

 

~「じんましん」の治療法~

 

~「睡眠障害・不眠」の治療法~

 

「のぼせ・更年期障害」の治療法

 

「首・肩の痛み」の治療法

 

「女性特有の痛み・尿漏れなど」の治療法

 

「生理不順」の漢方治療・養生法

 

「運動後の痛み」の治療法

 

「外反母趾、巻き爪」の治療法

 

「スマホ病」の治療法

 

「不安感」の漢方治療・養生法

 

「インフルエンザ」の漢方治療・養生法

 

「便秘」の漢方治療・養生法

 

「更年期障害」の漢方治療・養生法

 

「疲労」の漢方治療・養生法

 

「四十肩・五十肩」の治療法

 

「腰痛」の治療法 Part2

 

「咳・喘息」の漢方治療・養生法

 

「めまい」の漢方治療・養生法

 

「首肩の痛み」の鍼灸治療・養生法

 

「乾燥肌」の漢方治療・養生法

 

「風邪&咳」の漢方治療・養生法

 

「冷え性」の漢方治療・養生法

 

「睡眠障害」の漢方治療・養生法

 

「生理痛」の漢方治療・養生法

 

「アトピー」の漢方治療・養生法

 

「生活習慣病」の予防・養生法

 

「繰り返す下痢」の漢方治療・養生法

 

「むくみ」の漢方治療・養生法

 

「腰痛」の漢方治療・養生法

 

「慢性鼻炎」の漢方治療・養生法

 

「胃痛」の漢方治療・養生法

 

「不妊症」の漢方治療・養生法

 

「長引く咳」の漢方治療・養生法

 

~「手足の冷え」の治療法~

 

上海は湿気も高く冬の寒さが身に染みるようだ、と感じる方も少なくありません。季節的なもの、体質的なものだとあきらめている方、中医学を試してみませんか?

 

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【手足の冷えの主な症状】

 

①手や足の指だけが冷える

 

 

②肩、首、背中が冷える

 

 

③お腹と腰が冷える

 

 

④肘や膝まで冷える

 

 

⑤下半身だけ冷える

 

※他にも手足の冷えの症状は多くあります。実際に症状のある方は中医師にご相談ください。

 

 

【手足の冷えの症状別治療法】

 

①手や足の指だけが冷える

 

特徴:神経質で真面目な人や、緊張やストレスのある人に多い症状。

治療:緊張をやわらげ、血を補い血の流れを良くする生薬の処方。

 

養生:×唐辛子、砂糖菓子、タバコなど

 

   〇ミント、ウコン、ローズマリーなど

 

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②肩、首、背中が冷える

 

特徴:身体の姿勢が悪く、咳や喘息などの症状がある人が起きやすい症状。

 

治療:上半身のストレッチ、身体を温め肺の血流を良くする漢方を処方。

 

養生:×水芹、糖菓子、揚げ物など

 

   〇クルミ、梅干し、泥鰌(ドジョウ)、お灸など

 

 

③お腹と腰が冷える

 

特徴:運動不足で筋力がない人、夏に身体を冷やし過ぎた人、不妊症の方にも多い症状。

 

治療:身体の中心を温め、身体全体に血が巡らせる漢方を処方。

 

養生: ×タイカレー、生の果物、ジェラートなど

 

   〇シナモン、羊肉、サヤインゲン、など

 

 

下半身だけ冷える

 

特徴:更年期や下半身に浮腫みがある人に多い症状。

 

治療:ホルモンを補う生薬や、浮腫みを改善する漢方を処方。

 

養生: ×チーズケーキ、お酒、寝不足など

 

   〇黒豆、ザクロ、ニラなど

 

 

 

★風邪予防にここをマッサージしよう!★
陽池(ヨウチ)

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※手の甲側、手首の中央より小指側の窪みの部分を100~200回、マッサージしましょう。 (当院ではマッサージ方法を指導いたします)

 

 

 

【手足の冷えの治療が得意な老中医の診察室】

 

 

施 建芳 先生

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Aさんは上海に住む36歳の女性です。

 

 

手足の冷えが5年続いています。最近天気が寒くなるにつれ症状が重くなり、特に夜中に冷えが強いためよく眠ることができません。そのほか軟便状の排便が増える、お腹が冷えるように痛いという症状がみられるといいます。普段冷えた水やビールを飲む習慣があり、生理痛も見られます。

血液検査、尿検査、弁検査ともに異常は見られませんでした。足の血管に関してレントゲンを撮りましたがこちらも異常はありません。

 

 

施先生はさらに詳しい状態を観察します。舌は淡く、白い苔が目立ちます。脈は細い状態でした。これらの状態や患者の生活習慣から、「脾」と「胃」にダメージがあり、「脾陽」の機能が低下したことから排便にも影響が出ていると判断しました。また、中医学では「脾」は筋肉や手足の働きにかかわっていると考えますので、同様に「脾陽」の機能低下が手足の冷えにつながっているといえます。

 

 

施先生は附子理中汤という漢方をベースに患者に合わせて処方しました。2週間後手足の冷えは改善され、睡眠も良好となりました。また毎晩足湯をし、食生活も「脾」と「胃」を温める食材をとるようにしました。顔色もよくなり、乾燥肌もつややかになりました。

 

 

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~「インフルエンザ」の治療法~

 

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「四十肩・五十肩」の治療法

 

「腰痛」の治療法 Part2

 

「咳・喘息」の漢方治療・養生法

 

「めまい」の漢方治療・養生法

 

「首肩の痛み」の鍼灸治療・養生法

 

「乾燥肌」の漢方治療・養生法

 

「風邪&咳」の漢方治療・養生法

 

「冷え性」の漢方治療・養生法

 

「睡眠障害」の漢方治療・養生法

 

「生理痛」の漢方治療・養生法

 

「アトピー」の漢方治療・養生法

 

「生活習慣病」の予防・養生法

 

「繰り返す下痢」の漢方治療・養生法

 

「むくみ」の漢方治療・養生法

 

「腰痛」の漢方治療・養生法

 

「慢性鼻炎」の漢方治療・養生法

 

「胃痛」の漢方治療・養生法

 

「不妊症」の漢方治療・養生法

 

「長引く咳」の漢方治療・養生法

 

~「インフルエンザ」の治療法~

 

冬になると心配なのがご家族の風邪。とくにお子様の場合はふとした油断から発病、悪化することもあります。様々なタイプごとにインフルエンザや風邪を解決しましょう。

 

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【インフルエンザの主な症状】

 

①インフルエンザ流行時に必ずうつる

 

 

②冬になると風邪をひく

 

 

③風邪をひくと、咳が治りにくい

 

 

④風邪を引いたり直ったりを繰り返す

 

 

⑤環境の変化があると風邪をひく

 

※他にもインフルエンザの症状は多くあります。実際に症状のある方は中医師にご相談ください。

 

 

【インフルエンザの症状別治療法】

 

①インフルエンザ流行時に必ずうつる

 

特徴:日頃から少食で、胃腸の働きが弱い子や、ストレスが多く緊張している人は、身体の気(抵抗力)がなくなり、インフルエンザに感染しやすくなります。

 

治療:「気」を補う生薬で抵抗力を上げ、抗ウイルス生薬を処方。ストレスが多い人には、心と身体を調節する生薬の処方。食事指導も同時に実施。

 

養生:×ラーメン、アイスクリーム、お菓子

 

   〇菊茶、ミカン、あずきなど

 

 

②冬になると風邪をひく

 

特徴:上海の気温の落差が激しく、身体が対応できないタイプ。

 

治療:体温調節能力を調節する生薬の処方。汗腺のコントロールのための運動指導。

 

養生:×コーヒー、冷えたドリンク、唐辛子

 

   〇梅干し、生姜、ナツメなど

 

 

③風邪をひくと咳が治りにくい

 

特徴:お酒や甘いデザートが好きな方で、身体に老廃物が溜まりやすい方に多い症状。 風邪を引いた際、その影響で痰が出やすく、咳が止まらなくなります。

 

治療:身体の老廃物を排泄させるデトックス生薬と、咳を止める生薬の処方。飲酒量の調整などの食事指導。

 

養生: ×お酒、紅炒肉、生クリームなど

 

   〇セロリ、ルッコラ、キャベツなど

 

 

風邪を引いたり直ったりを繰り返す

 

特徴:睡眠不足、ストレスや過度の疲労により、抵抗力がない状態の人に多くみられる症状。

 

治療:睡眠の質を高める生薬や、薬用ニンジンなど体力を補いストレスを改善する生薬を処方。

 

養生: ×唐辛子、こんにゃく、フライドポテト

 

   〇山芋、竜眼、アサリなど

 

 

 

★風邪予防にここをマッサージしよう!★
合谷(ゴウコク)

3500

 

※親指で一番膨らんだところをマッサージしましょう。親指で100~200回、優しくマッサージしましょう。

 

 

 

インフルエンザ、風邪の治療が得意な老中医の診察室】

 

 

王 正中先生

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Aさんは上海に住む43歳の男性です。

 

 

のどの痛みが5日間続いています。咳が出ており、ややタンが絡みます。のどの渇きも感じています。鼻水鼻づまりはなく、大便も一日に一度ありますが、やや軟便です。食欲に問題はありません。

王先生はさらに詳しい状態を観察します。舌は赤色で、ややうすい苔があります。脈は浮いている状態でした。このことから、風邪(ふうじゃ)によって侵され、上半身の調子を妨げていると診断しました。治療にはそれらに応じた漢方を処方しました。

 

 

痰が絡む咳が出ると病院を訪れました。夜になると突然発作的に咳が出て眠れなくなるそうです。咳は5分くらい継続し、胸が痛く息苦しくなるそうです。また、漢方を服用する際には生姜を少々加えてたくさん白湯を飲むように指導しました。発汗による風邪(ふうじゃ)の発散を期待しての指導です。

 

 

1週間後、のどの痛み、咳、寒気は改善されました。風風(ふうじゃ)が取り除かれた状態でしたが、さらなる改善を目指してもう7日分の漢方を新たに処方しました。

 

 

 

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  ~「咳・喘息」の治療法~

 

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~「睡眠障害・不眠」の治療法~

 

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「首・肩の痛み」の治療法

 

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「生理不順」の漢方治療・養生法

 

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「不安感」の漢方治療・養生法

 

「インフルエンザ」の漢方治療・養生法

 

「便秘」の漢方治療・養生法

 

「更年期障害」の漢方治療・養生法

 

「疲労」の漢方治療・養生法

 

「四十肩・五十肩」の治療法

 

「腰痛」の治療法 Part2

 

「咳・喘息」の漢方治療・養生法

 

「めまい」の漢方治療・養生法

 

「首肩の痛み」の鍼灸治療・養生法

 

「乾燥肌」の漢方治療・養生法

 

「風邪&咳」の漢方治療・養生法

 

「冷え性」の漢方治療・養生法

 

「睡眠障害」の漢方治療・養生法

 

「生理痛」の漢方治療・養生法

 

「アトピー」の漢方治療・養生法

 

「生活習慣病」の予防・養生法

 

「繰り返す下痢」の漢方治療・養生法

 

「むくみ」の漢方治療・養生法

 

「腰痛」の漢方治療・養生法

 

「慢性鼻炎」の漢方治療・養生法

 

「胃痛」の漢方治療・養生法

 

「不妊症」の漢方治療・養生法

 

「長引く咳」の漢方治療・養生法

 

~「咳・喘息」の治療法~

 

空気の乾燥する冬は咳や喘息が発生しづらい季節です。でも「乾燥した空気」「冬」以外にも咳と喘息を引き起こす原因があるのです。

様々なタイプごとに咳・喘息を解決しましょう。

 

 

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【咳・喘息の主な症状】

 

①冷たい空気に触れると咳が出る

 

 

②風邪をひいた後、ずっと咳だけが治らない

 

 

③タバコを吸うと苦しくて、咳が止まらない

 

 

④甘い物を食べると、喉に痰が詰まり息苦しくなる

 

 

⑤横になると、咳が激しく眠れない

 

※他にも咳・喘息の症状は多くあります。実際に症状のある方は中医師にご相談ください。

 

 

【咳・喘息の症状別治療法】

 

①冷たい空気に触れると咳が出る

 

特徴:身体を防衛する力が弱く、季節の変化に身体が対応できないタイプ。

 

治療:身体を温め血の循環を良くし、腎を養い免疫をコントロールする生薬を処方。

 

養生:×柑橘類、アイスクリーム、疲労など

 

   〇梅干し、ブルーベリー、シナモンなど

 

 

②風邪をひいた後、ずっと咳だけが治らない

 

特徴:体力がない為、ウイルスや細菌を完全に駆除できない、気血が足りないタイプ。

 

治療:胃腸をコントロールし衛気を養い、病原体を減らす解毒の生薬を処方。

 

養生:×生魚、エビやカニ、鶏のから揚げなど

 

   〇ミント、大根、牛蒡など

 

 

③甘い物を食べると痰が詰まり息苦しくなる

 

特徴:甘い物を好んで食べる人に多く、咽喉に痰が溜まり、ウイルスや細菌が住みやすくなるタイプ。

 

治療:胃腸を活発に動かす生薬と、痰を排泄し解毒する生薬を処方。

 

養生: ×菓子パン、マシュマロ、チーズケーキなど

 

   〇セロリ、ルッコラ、キャベツなど

 

 

④横になると、咳が激しく眠れない

 

特徴:病原体が多く肺の気(機能)が乱れているタイプ、身体がむくみやすい人に良くみられる。

 

治療:病原体を駆除する解毒の生薬と、の機能を助ける生薬を処方。

 

養生: ×お酒、羊肉、コーヒーなど

 

   〇銀杏、杏仁、ユリ根など

 

 

 

★咳が止まらない時はここをマッサージしよう!★
列缺(レッケツ)

2500

 

※左右の親指を交差し、人差し指の先が当たる所で、脈のふれてない所をやさしく100~200回、マッサージしましょう。

 

 

 

【咳・喘息の治療が得意な老中医の診察室】

 

 

古川 裕三先生

3

 

Aさんは上海に住む48歳の女性です。

 

 

痰が絡む咳が出ると病院を訪れました。夜になると突然発作的に咳が出て眠れなくなるそうです。咳は5分くらい継続し、胸が痛く息苦しくなるそうです。

以前、患者は冷えたビールを飲むことが多く、エアコンの効いた部屋で体を冷やしてしまい、その後喉の痛み、寒気などの風邪のような症状が現れたそうです。西洋医のクリニックで総合感冒薬を処方され、熱や喉の痛み、関節痛に改善が見られました。しかしその後咳が出始め、夜には発作的な連続する咳が出るようになりました。咳止めを2週間服用しても改善が見られないため、当クリニックを受診されました。

 

 

古川先生はさらに患者の詳しい状態を聞き出します。痰は白く粘り気がある、鼻水が喉に流れる、喉が痒くて渇くことがわかりました。舌は赤く、白い苔が見られます。 風邪(ふうじゃ)がまだ抜けきっておらず、身体に痰の熱がこもっていることから、「肺」の機能が損なわれていると診断しました。治療にはそれらに応じた漢方を処方しました。 また西洋医学的な検査からマイコプラズマ抗体が陽性とわかりました。体力回復のために規則正しい食生活、睡眠時間の確保、飲酒と喫煙は咳を誘発するために制限するようアドバイスを行いました。

 

 

1週間後、睡眠時の咳が減り、睡眠の質が改善されるようになりました。痰の色も白から透明に変わりました。鼻水はなくなり、喉のかゆみだけが残っています。お話をすると咳が出やすい状態だそうです。食欲もあり、体力が回復しています。 さらに同じ処方を1週間服用いただいた結果、咳がおさまり、治療終了となりました。

 

 

 

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~「乾燥肌」の治療法~

 

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「女性特有の痛み・尿漏れなど」の治療法

 

「生理不順」の漢方治療・養生法

 

「運動後の痛み」の治療法

 

「外反母趾、巻き爪」の治療法

 

「スマホ病」の治療法

 

「不安感」の漢方治療・養生法

 

「インフルエンザ」の漢方治療・養生法

 

「便秘」の漢方治療・養生法

 

「更年期障害」の漢方治療・養生法

 

「疲労」の漢方治療・養生法

 

「四十肩・五十肩」の治療法

 

「腰痛」の治療法 Part2

 

「咳・喘息」の漢方治療・養生法

 

「めまい」の漢方治療・養生法

 

「首肩の痛み」の鍼灸治療・養生法

 

「乾燥肌」の漢方治療・養生法

 

「風邪&咳」の漢方治療・養生法

 

「冷え性」の漢方治療・養生法

 

「睡眠障害」の漢方治療・養生法

 

「生理痛」の漢方治療・養生法

 

「アトピー」の漢方治療・養生法

 

「生活習慣病」の予防・養生法

 

「繰り返す下痢」の漢方治療・養生法

 

「むくみ」の漢方治療・養生法

 

「腰痛」の漢方治療・養生法

 

「慢性鼻炎」の漢方治療・養生法

 

「胃痛」の漢方治療・養生法

 

「不妊症」の漢方治療・養生法

 

「長引く咳」の漢方治療・養生法

 

~「乾燥肌」の治療法~

 

ジメジメした夏が終わりホッとひと安心するのも束の間、秋は乾燥の季節です。喉が渇いて風邪を引きやすいのも悩みの種ですが、お肌の乾燥も様々な問題を引き起こします。カサつつくだけではなく、痒み、フケなど、悩ましいことばかり。
様々なタイプごとに乾燥肌を解決しましょう。

 

 

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【乾燥肌の主な症状】

 

①頭皮が乾燥してかゆい(フケも多くなった)

 

②首、肘、膝裏が乾燥する

 

③かかとが乾燥してガサガサしている

 

④身体全体の皮膚が乾燥して喉も渇く

 

⑤目、口の周りが乾燥して下痢しやすい暴飲暴食した夜は、よく眠れない

 

※他にも乾燥肌の症状は多くあります。実際に症状のある方は中医師にご相談ください。

 

 

【乾燥肌の症状別治療法】

 

①頭皮が乾燥してかゆい

 

特徴:受験生やストレスが多い人、お酒を多く飲む人に現れやすいタイプ。

 

治療:生薬で身体を解毒し、緊張を緩和して血流を改善する生薬の処方。

 

養生:×唐辛子、焼酎、レバー

 

   〇梅干し、スイカ、銀杏など

 

 

②首、肘、膝裏が乾燥する

 

特徴:汗をかきやすい人や、生の海鮮を食べた後、乾燥の症状が現れるタイプ。

 

治療:身体の緊張を緩和し、心が穏やかになる生薬の処方。

 

養生:×刺身、羊肉、アイスクリーム

 

   〇牛蒡、漬物、キュウリなど

 

 

③身体全体が乾燥し喉も渇く

 

特徴:身体を潤わせる「陰」のバランスが悪く、食生活のリズムも乱れているタイプ。

 

治療:「陰」の成分を補い、不安な心を安定させる生薬の処方。

 

養生: ×菓子パン、ケーキ、甘い飲料水

 

   〇アサリ、シナモン、山芋など

 

 

④目、口の周りも乾燥し下痢もしやすい

 

特徴:胃腸の働きが悪く、消化、吸収や排泄が上手くできないタイプ。胃腸の働きが弱い子供に多くみられる。

 

治療:胃腸の働きを改善し食欲を調節する、また血を補う生薬を処方。

 

養生: ×チョコレート、霜降り肉、コーヒー

 

   〇白菜、モロヘイヤ、ハト麦など

 

 

 

★肌に潤いがない時はここをマッサージしよう!★
血海(ケッカイ)

2500

 

※膝のお皿のやや上、内側にあるツボ。皿から指4本分くらい上のところを100~200回、優しくマッサージしましょう。

 

 

 

乾燥肌の治療が得意な老中医の診察室】

 

 

芦田 明日香先生

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Aさんは上海に住む35歳の女性です。

 

数年前から乾燥肌に悩まされてきました。主に手足が痒くなり、秋から冬にかけて症状が悪化します。ステロイド薬を使用すると改善しますが、ステロイド剤を使用し続けたくないために来院しました。家事などが忙しくなりストレスが増すと、悪化するそうです。便秘や睡眠障害、怠惰感も伴います。

 

初診時:両手や両足の皮膚が乾燥のためにカサカサして粉を吹き、痒みも伴っています。部位によっては掻いてしまったために、炎症を起こし出血がみられました。

 

芦田先生はAさんの状態を観察し、話を聞いた結果、「気」と「血」が不足している状態と診断しました。治療には生薬に加えて、かゆみを抑えるための外用薬、保湿剤を処方しました。また、アドバイスとして飲食や入浴に関する注意点をお伝えしました。

 

2週間後、痒みに改善が見られ、炎症も見られませんでした。便通も改善されていました。
4週間後、肌の乾燥にも改善が見られ、粉も吹かないようになりました。痒みも前回に比べてさらに改善が見られました。倦怠感や便秘は解消され、睡眠障害にも改善が見られました。
引き続き2週間服用を続けた結果症状が安定しているために治療を終了しました。保湿剤は引き続きご使用いただいています。

 

 

 

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