中医体験記~暴飲暴食、ストレス、不眠の中年男性~
中医体験記 VOL.1
【暴飲暴食、ストレス、不眠の中年男性 37歳】
下痢の日が多くなり早朝から身体の疲れが取れないのが1か月続いた。1週間前から眠れなくなり夢多くみるようになった。食欲もなく、食べても口の中に苦い感じがあり美味しくない。頭が重い感じがあり、仕事に集中出来ない、またイライラすることが多くなり飲酒量も増えている感じがする。
本日の午後からのぼせる感じがあり眩暈や吐き気があり西洋クリニックを受診、診察の結果特に問題はないとのこと、疲労から来ている可能性があり、睡眠導入剤を処方された。眠れるようになりましたが、朝の疲れはとれず、やはり食べても美味しくない。
上海人WEBで中医クリニックを予約。診察に1時間かけて睡眠の状態、夢の内容、食生活(飲酒量や食べ物の種類)、排便の状態、仕事でのストレスや気分の状態などを、事細かに聞かれた。最後に脈と舌を見られ診察終了。
鏡で舌を見せられ舌が黄色い苔で覆われているのが良くないと言われた。口の中の苦味も胃腸の汚れが原因とのこと。これは「自発性異常味覚」と言われているらしい。「漢方薬は胃腸を整えることから始めます。薬を飲んだら形のある便になり、口の苦味が消えるでしょう」との事。1週間分処方された薬は、身体が震えるほど苦い薬でした…。
薬を飲んで2日目から便の調子が良くなり、午後ののぼせや眩暈も改善された。1週間後の再診、また鏡で舌を見せられ、なんとあの汚い苔が半分ぐらいに減っていた!先生が言うには、口臭もだいぶ解消されたとの事。睡眠の質が悪いのは、お酒と晩御飯内容の問題と指摘され、お酒と炭水化物を減らすように指導されました。
今回は2週間分の薬が処方された。徐々に食欲も増し、味がわかるようになり、疲れも減ってきたような。しかし、睡眠の質がいまだ改善されず、漢方の治療も竜骨や磁石などの鉱物を使うとの事。
そして、1か月過ぎた頃からイライラすることが少なくなり、朝の疲れも改善、現在継続治療中です。
- 中医体験記
- 2013年07月29日
働く女性編
下記の症状は、漢方(中医学)で改善することがあります。
お困りの時は、漢方医にご相談ください。
●生理痛・生理不順 ●皮膚炎・カサカサして痒い・手湿疹
●子宮内膜症・子宮筋腫 ●子宮頸がんの再発予防・異形成など
●冷え性 ●足・顔・手などの「むくみ」がひどい
●夜、寝つきが悪くなった ●ストレスによる緊張性頭痛
●偏頭痛 ●中国に来て、体重が急激に増えた
●肩こり・腰痛 ●便秘
●ダイエットをしなくてはいけない ●イライラがひどくなった(すぐ怒ってしまう)
●倦怠感で何も手につかない ●夏バテ
●ストレス性急性胃腸炎 ●膀胱炎を繰り返す
●頻尿 ●更年期障害 ●食欲不振・過食ぎみ
●風邪をひいた後、咳が止まらない
●抜け毛が多くなった ●眠りが浅い・睡眠の質が悪い
- こんな症状でお悩みの方へ
- 2013年07月29日
各科のスペシャリスト
◆虹梅路診療所
ー | 内科医師 古川 裕三 医師 |
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2002年上海中医薬大学卒上海中医薬大学を卒業後、上海中医薬大学付属岳陽病院で研修を積み、上海浦南病院、上海市内日系クリニックで治療に携わるとともに、日本語の中医学コラムの執筆や講座などを定期的に開催し、中医学の普及に貢献してきました。一般内科を始め、皮膚科、アレルギー疾患、消化器疾患、生活習慣病などの治療が得意です。総合病院での経験を活かし、中医学が効果的な症状と西洋医学が効果的な症状を見極め、的確に治療とアドバイスをするのが特徴です。 | |||
内科・婦人科・鍼灸科 医師 推拿(医療マッサージ) マーラ アネスタシア 医師 [MARLA ANASTASIA SULINDRO] |
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インドネシア出身のマーラ先生は、上海中医薬大学で医学修士号を取得し、TCMオステオパシー&トラウマトロジーも専攻しています。特に、疼痛管理、内科および筋骨格系疾患の治療が得意の医師。また、成都中医薬大学で鍼灸学の学士号を取得しており、症状によって漢方薬や鍼治療、また、推拿(医療マッサージ)やかっさやカッピングも組み合わせて治療しています。
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オステオパシー・理学療法・医療マッサージ ロジャー フェルナンデス先生 [Roger Fernandez Talleda] |
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Girona大学を卒業後、2021年に理学療法学士号を取得。2023年にオステオパシーライセンス修士号を取得された先生。理学療法&整骨院やフットボールクラブ・体操クラブなどで、リハビリテーションとオステオパシー治療の経験を積み、2024年に中国・上海を活動の拠点とし、ドクターオブオステオパスとして当院に赴任されました。特に、慢性の痛みやスポーツによる損傷治療に、定評がある先生です。
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スポーツ損傷リハビリテーション・理学療法 ロビン王 医師 [ROBIN WANG] |
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ロビン理学療法士は、2011年に上海スポーツ大学で理学療法·スポーツリハビリテーションの学士号を取得した後、2013年にウィスコンシン大学で運動学·リハビリテーション科学の修士号を取得しました。彼は中国リハビリテーション医師会の理学療法&スポーツリハビリテーションのメンバーで、整形外科治療、手動療法、機能トレーニングを専門としており、主に整形外科とスポーツリハビリテーションでの経験が豊富な理学療法士です。慢性疼痛、スポーツ傷害、手術後のリハビリテーション治療を始め、首の痛みと腰痛/脊椎椎間板ヘルニア/坐骨神経痛/テニス肘/足首捻挫などの治療も得意としています。 | |||
◆黄浦診療所
- ドクター紹介
- 2013年07月17日
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