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テニス企画!肩や肘のその痛み、早めに改善しよう!

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テニスは、人と接触する機会が少ないため、比較的に安全なスポーツとして人気があ ります。しかしテニス肘を代表とする肩や肘の痛みも多く、放置していると慢性の障害になることがあるため、気を付けなくてはなりません。

 

 

こんな症状はありませんか?

 

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(簡易診断方法)手の甲を上にして物を持ち上げた時に、肘の外側に痛みが出る と「外側型テニス肘」と簡易診断できます。

 

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(簡易診断方法)手首を内側に曲げ、手のひらに力を入れると、肘の内側 に痛みが走る「内側型テニス肘」と簡易診断できます。

 

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(簡易診断方法)肩の角度のチェックをします。肘の高さより高く腕が痛みで上 げられない場合は「インピンジメント症候群」と簡易診断できます。

 

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肩や肘が痛くなる原因

 

肩や肘が痛くなる原因として以下のような問題が挙げられます。

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総じて原因は“使いすぎ症候群”です。肘の外側に手首を背屈する筋群(伸筋群)、内側には手首を掌屈する筋群(屈筋群)、後面には肘を伸ばす筋(上腕三頭筋)が付いています。
何度も繰り返し使うことにより、筋肉が骨に付いている部分で小さな断裂が起こり、 これが繰り返されることによって痛みが出ると考えられています。

 

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改善方法

 

テニスを続けている人で、テニス肘になった人は大変治りが悪いので、違和感を感じ たら、すぐに治療にきていただくことをお薦めます。特に30歳以上では筋肉や腱に 変性があることが多いため治りにくく、再発しやすくなります。 治療の方法は肘や肩の痛みの原因や症状によって異なりますが、今回は三種類の施術 方法をご紹介します。

 

【鍼治療】

局部の関節が腫れている時期でも鍼治療は有効です。鍼治療では、ツボの選び方にポイントがあります。

 

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主にこれらの方法を組み合わせ、痛みのコントロールをしていきます。

 

【オステオパシー】

 

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肘の痛みには、肩関節の位置が影響する場合があります。また肩の痛みにも、左右の股関節の可動域が影響することがあります。例えば、コンピュターのマウスを長時間 使用するため手首の関節が歪むことで肘が痛くなることもあります。そのため、身体全体の歪みや関節の位置を正常な部位まで「オステオパシー治療」で調節することで、 痛みを緩和させていきます。

 

 

オステオパシーとは?

 

 

 

 

【運動理学療法】

 

まずは、運動理学検査で肩や肘関節が正常な可動域があるかを調べます。

制限がある場合には、関節や腱板のストレッチ及び肩、首、肩甲骨周囲の筋肉群を軟 らかくし、関節が正常に可動出来るようにトレーニングをしていきます。

 

次に正常な関節の可動域内で筋肉の強化訓練をします、特に肩甲骨周囲筋や腱板を中心におこないます。肘は痛い部位によりストレッチの方法が異なりますので、これも 指導訓練をします。身体の軸がぶれやすく肩や肘の負担になる人は、積極的に体幹トレーニングを実施します。

 

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最後に、筋力トレーニングも痛みが軽くなり次第行います。痛みをあまり感じないく らいの負荷から始め、痛みを見ながら少しずつ負荷を増やしていき、強いトレーニン グ(15回ぐらいで疲れる強さ)まで持っていくことを目標にします。

 

 

テニスへの復帰の時期

 

 筋力トレーニングができれば、そろそろ復帰が考えられます。ただ、再発防止のためにも、練習前に充分なストレッチ、ウォーミングアップを行い、練習終了後にもストレッチ及びアイシングを行うくせをつけましょう。サポーターやテーピングを併用するとよい場合があります。

 

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当院ではテーピングの指導もしています。必要な方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

実際の治療例

 

テニスのプレイ中に痛みを感じた患者さんの治療例を紹介します。

 

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【対象者】

38歳男性Kさん

 

 

【症状】

テニスの練習中、オーバーヘッドの動作をした後、右肩と右肘に痛みを感じ、右腕に痺れもあったため受診されました。

 

 

【鍼治療期間】

右肘に腫れがあり、痺れの症状もあるため、初めに消炎鎮痛作用がある鍼治療をおこないました。

 

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★右肘局部の鍼と頭皮鍼の組み合わせで、3回の鍼治療を行ったところ、右肘の痛みに軽減が診られるようになります。しかし、腕の痺れは未だ改善されないために、痺れを感じる筋肉群(経絡)の反応点と頸部のツボに鍼を打ち、刺激をしました。

 

★5回目の鍼治療後、腕の痺れは改善されましたが、オーバーヘッド動作で未だ右肩の痛みがあるため、スポーツリハビリ治療に移行します。

 

 

【運動理学療法】

 

運動理学検査では、1右肩関節の可動域が制限され、2頸部及び胸部の前屈姿勢、更に3右側の肩甲骨位置が前方外側へ移動が診られました。

 

★1 時間の運動リハビリトレーニング内容は、先ず右肩関節周囲の筋肉を軟らかくし、 肩関節のトレーニング及び、大胸筋のストレッチをおこないます。次に体幹トレーニングの呼吸訓練、胸椎筋肉群のストレッチ。最後に肩甲骨の収縮トレーニング、肘関 節のストレッチを実施しています。

 

★一週間に1回の運動理学治療を合計6回行うことで、オーバーヘッド動作時の痛み が軽減されてきました。現状、テニスの練習中に肩及び肘の痛みは出て来なくなった ため、治療終了となりました。

 

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ドクターからの一言

 

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今回、ご紹介した「テニス肘の治療」は、当スポーツリハビリ専門のJOHN理学療法 士とオステオパシーの Matthew先生が実施しています。

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JOHN 先生の診察は、黄浦クリニックと虹梅路クリニックで夜20時まで、Matthew先生の診察は、虹梅クリニックで夜 20:00まで受けられます。土曜日も診察可能ですので、テニス肘のみならず、肩や腕の痛みで悩んでいる方は、この機会にぜひ、お問い合わせください。

 

 

 

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