つらいときにはこのツボ
子供の症状に効く!ツボ押し
【大椎(だいつい)】
首を前に倒した時に首の後ろに飛び出る骨の下にあるくぼみが大椎のツボです。
中医学では風邪などを邪(じゃ)が身体の中に入ってきた状態だと考えます。
身体はバリアのように体の表面を「衛気(えき)」が充満して動いており、「邪」の侵入を防いでいます。
「大椎」はこの「衛気」の動きを良くし、「邪気」を追い払う働きがあります。
背中側のウエストラインと背骨が交わる場所(おへそのちょうど背中側)には命門(めいもん)というツボがあります。
命門は中医学で生命の根本となる臓器と考えている「腎」と関わりの深いツボで、元気や冷えによる下痢、頻尿の改善などの働きがあります。
背骨と背骨の両側に沿って大椎から命門まで、風邪、精神不安、消化器症状、免疫力などの改善の働きのあるツボが並んでいます。子供の体調管理のために、背骨に沿って優しくマッサージをしたり、さすったりしてあげると良いでしょう。
【足三里(あしさんり)】
足三里(あしさんり)は両足のスネにあります。膝の外側でお皿の下から指四本下がった場所で、くぼんでいる所です。
押すと足の先の方までズーンと響く感覚があります。
子供のツボを探す時は子供の指四本分を目安にツボを探してください。
胃腸の調子を整える働きがあり、食欲不振や下痢や嘔吐、元気がなくだるいときなどに使います。また、膝や足の痛みなどにも効果のあるツボです。
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- つらいときにはこのツボ
- 2018年04月12日