つらいときにはこのツボ
「花粉症に効く!ツボ押し」
冬の寒さが少しずつやわらぎ、春の訪れとともに葉の枯れ落ちた街に緑が戻ってきます。でも花粉症の方はあのわずらわしさまでもが戻る、ゆううつな季節でもあるんです。
今回は花粉症の様々な症状に効くツボをご紹介します。
【花粉症の症状に効く!ツボ】
①くしゃみ:天突
天突(てんとつ)は鎖骨中央にあるくぼんだ部分にあります。
天突はしゃっくりのほか、咳などの気管にまつわる疾患に多用されています。デリケートな部分なので、マッサージにはコツが必要です。気管に向かって垂直に押すのではなく、くぼみに指をひっかけてフックをかけるように、やや下方向に力をかけます。
②鼻水:迎香、合谷
迎香(げいこう)は鼻の両脇にあります。鼻の症状、鼻水だけでなく鼻づまり緩和にも使用されています。
合谷(ごうこく)は手の甲を上にした、親指と人差し指の付け根のくぼみにあります。この後にご紹介する目のかゆみも含む、顔にまつわる症状に広く活用されるツボです。
③目のかゆみ:晴明、合谷
晴明(せいめい)は目頭の内側のくぼみにあります。目が疲れたときに無意識におさえる位置にありますが、中医学では目にまつわる症状に活用されるツボでもあります。
合谷(ごうこく)は手の甲を上にした、親指と人差し指の付け根のくぼみにあります。この後にご紹介する目のかゆみも含む、顔にまつわる症状に広く活用されるツボです。
④養生、免疫力向上:
足三里 足三里は膝下のくぼみから指3本分下のところ、脛の骨のやや右側に位置しています。
養生のツボとして昔から使用されているツボは、現代の臨床現場でも大活躍しています。
これらのツボを活用して症状をやわらげるだけなく、外出時にはマスクをする、帰宅時には玄関先で服を払って花粉を落とすなどの事前の予防対策にも注意しましょう。
刺激は「痛気持ちいい」くらいが適切です。ご家族の方に試してあげるときは、加減がいいか聞きながら押してあげましょう。
体調不良が続く場合は医療機関の受診をおすすめいたします。
★保険のこと、漢方、鍼灸治療についての疑問、どの先生に診てもらえばいい?などなんでもご質問ください
- つらいときにはこのツボ
- 2020年01月20日