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飲酒後の「下痢や胃のムカつき」を改善しよう!

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中国で仕事をしていると、普段、お酒を嗜む習慣のある人だけでなく、営業の一貫でさまざまな会食会があり、お酒を飲む機会が増えたという方も多いかと思います。

 

でもお酒を飲んだ翌朝、こんな症状で苦しむことはありませんか?

 

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こんな症状の方は、漢方での治療が有効です!

ただ、漢方の治療と言っても一人一人の体質が違うので、どこに根本的な原因があるのかを診察や検査で確認して、治療していく必要があります。

 

まずは確認!あなたはどのタイプ?

 

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①「寒邪侵胃タイプの漢方治療法」

「冷え」で悪くなりやすい症状は、『もともと胃腸に“冷え”があるから、さらに 冷やすと調子が悪くなる』ということがあります。そんな時には、“温める”タ イプの漢方がおススメです。

 

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【この漢方を処方】

中医学では、胃が冷えると寿命が縮むと言われいます。邪気が身体に侵入しないように温かく辛みのある生薬を処方します。

 

【生薬】

半夏、木香、生姜、陳皮、金沸草など。

 

【実際、この漢方を飲んでみた!】

 

3160飲み方は、お酒を飲んで寝る前に『お湯に溶かして、飲む』ということで、寝る前に飲んでみました。少しお腹がポカポカする感じ。身体も冷やさないように、温めて寝てみると翌朝、下痢が良くなりました。

 

 

②「水毒タイプの漢方治療法」

 過度の飲酒により『水毒(身体の中に余分な水分や有害物質がたまった状態)』が排泄できなくなってしまい、『口は渇いているのに、足はむくんでいる』といった、体の中の水分分布の偏在が出てきます。その他、下痢や嘔吐、尿が少ないなどの症状が出る人もいます。このような症状の方への漢方は、体内の水の流れを整え、体内でバラバラになった水分の分布を均等にすることを目的に処方されます。

 

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【この漢方を処方】

この漢方は、身体の中の『水毒』を汗と尿から排泄する生薬で調合されています。服用後、少量の汗が出るのと尿の量が増えたら、翌日の症状は軽減されるでしょう。

 

【生薬】

猪苓、桂枝、茯苓、玉米須、沢瀉など。

 

【実際、この漢方を飲んでみた!】

 

5160飲み過ぎた翌日にこの漢方薬を飲むと、むくみが解消し、口の渇きも徐々に治まっていく一方で、やたらトイレが近くなりました。この漢方によって、体内の水分バランスが整っていくのだろうと思います。

 

 

③「湿熱タイプの漢方治療法」

『酒毒』が身体にたまり、慢性的に胃腸の炎症が続いているため、食べたものが胃から食道に逆流して心窩部(みぞおち)がつかえた感じがしたり、吐き気や下痢をしやすくなります。

 

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【この漢方を処方】

湿熱による炎症を抑えるためには、大腸から排泄することが重要になります。お 腹の張りや残便感などは炎症が治まっていないサインです。こういった症状には、 胃腸などの消化器系の炎症を抑える生薬が有効で、二日酔いによる胃の不快感、 それに頭痛などの緩和に役立ちます。また、この生薬は飲み過ぎ全般に効果的で、 二日酔い・悪酔い対策に使われるのがこの漢方薬です。これは『酒毒を消す』、 つまり解毒剤的な役割をしてくれます。ただ、この生薬は『体の熱を冷ます』『炎症を鎮める』効果が強いので、寒がり、冷え性体質の方には向きません。

 

【生薬】

黄連、白花蛇舌草、茵陳蒿、茯苓、黄芩など。

 

【実際、この漢方を飲んでみた!】

 

 

7160190ビックリしたのは、便がスムーズに出るようになったこと。身体に常に熱がこもっている感じがしていたが、この漢方を飲むと徐々に身体の熱が収まってくるのがわかります。日中もイライラしなくなってきて、お酒を飲んだ翌朝も身体にスッキリ感が戻ってきました。

 

 

 

800年前に、すでに「お酒を解毒する漢方薬」が存在していた!?

 

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葛花解醒湯

既に金の時代(1200 年前後)にはお酒を解毒する「葛花解醒湯」の処方箋が存 在していました。この処方を発明した古代の名医「李東垣」がいた時代は、疫病 なども流行していました。また、大酒のみの人が胃を痛め重い疫病になることが 多かったため、その予防としてこの処方が考案されたと言われています。
これは、現在でも重要な処方箋として残っていて、特に飲み過ぎた時に大活躍する漢方です。この薬を飲んだからと言って、毎日大量のお酒が飲めるわけではありませんが、この漢方を飲んでおくと二日酔いの予防や、お酒を飲んだ翌朝の下痢などの症状が緩和されます。

 

★当院では、この「葛花解醒湯」の漢方も処方できます。 

 

 

 

 先生の言葉

これらの漢方を『飲む前』に飲んでいただいてもいいですし、飲んだ後や翌朝に調子が悪くなったときに飲んでいただいても構いません。漢方というと『長く飲み続けないと薬効を得られない(1回だけ飲んでもダメ)』と考える人が多いのですが、悪酔いや二日酔いといった一過性の症状の場合、単発でも十分に効果が得られます。ただ、飲んだ翌日の下痢の症状は、漢方治療だけなく、食生活改善や生活指導も重要になってくるので、単発で効果があるというよりも徐々に回復していくと思ってください。
でも確実に良くなりますので、治療を諦めないで続けることが大切です。
どちらにしても自己流で漢方を飲んでも効果はありません。しっかりと受診し、普段から飲んでいる薬や、自身の体質を考慮した上で、自身に合った漢方薬を処方してもらうことをお勧めします。
お酒は、『海よりも多くの人を溺れさせた』と言われます。飲みすぎには気を付けて、これからもお酒を楽しみましょう!

 

 

今回、ご紹介した「飲酒後の下痢や胃のムカつきの治療」は、当院の黄 健理先生と古川先生が実施しています。

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経験豊富な黄 健理先生と古川先生の漢方治療は、効果も非常に高く、今まま多くの患者を改善に導いてきました。黄健理先生と古川先生の診察治療は、黄浦クリニックと虹梅路クリニックで、夜20:00まで受けられます。土曜日でも診察が可能ですので、お酒を飲んだ翌朝の下痢や胃腸の不調に悩まされている方は、中国にいる今、この機会に経験豊富な医師の、中国本場の漢方で治療をしてみませんか?

 

 

 

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