中医学の知ってて得する(Wechat配信)記事

必見!!中医学で「夏バテ解消!」治療

リンク

 

夏独特のこんな症状でお悩みではありませんか?

 

1500

 

 

50050bb

 

【私にお任せください】

先生

 

2500

 

 

 

夏バテ予防に鍼とお灸

 

特に夏場の上海は、湿度が高く「湿邪」が身体に入りやすい環境にありま す。中医学では、この「湿邪」が多い体質の人は、身体の熱の発散を妨げ るため、夏バテや熱中症になりやすいと考えられています。鍼やお灸をすることで、新陳代謝が活性化され、身体の「湿邪」の排泄を助けることができます。

 

3500

 

 

漢方の「夏バテ」治療

 

「夏バテ」の内容、「個々人の体質」を診て、一人一人に合わせて処方し ます。

 

①夏になると食欲がなく疲れる

4200

 

【原因】

夏場に湿度が高くなると、気滞(働きが低下する)状態になるため、胃腸が虚弱なタイプは、特に食欲が減る「夏バテ」の典型的な症状が出ます。

 

【漢方治療】

胃腸の働きを促進する「理気」生薬で、食欲を促進させます。生ものや冷えたものは控え、熱を加えた調理したものを摂取するようにしましょう。 

 

 

②口の中は渇くが、水分は欲しない

 

5200

 

【原因】

水を飲まないので、「痰湿(老廃物)」が咽喉に溜まり、咽喉が湿っていると錯覚し、余計に水を欲しない悪循環。高齢者や甘い物を好む人に多くみられ、熱中症の予防が必要な症状です。

 

【漢方治療】

腸に潤いをあたえる生薬で便通を良くし、利尿作用のある生薬で膀胱から老廃物を排泄させます。またこのタイプは排泄に長い時間が必要なため、根気よく漢方を服用してください。

 

 

③身体はほてり、汗が出にくいが寝汗はある

 

6200

 

【原因】

身体の熱をクールダウンする作用が乱れている「陰虚」タイプです。神経質な人や睡眠時間の短い人に多く診られる症状です。

 

【漢方治療】

身体をクールダウンする「補陰」の生薬に加え、身体の熱が多い人には、「清熱解毒」と、「発汗」を促す生薬を処方します。また、睡眠指導を積極的におこないます。

 

 

④室内外の温度差に、身体が対応できない

 

7200

 

【原因】

体温調節が上手くできない「気虚」あるいは「営衛不和」タイプ。風邪をひきやすく、冷え性の人や慢性的な下痢の人に多い症状です。

 

【漢方治療】

温かい「発汗」の生薬と、冷たく酸味のある「止汗」の生薬を、慎重に加減しながら調合します。また、胃腸を養い身体の抵抗力を高める「補気」の生薬も合わせて処方します。

 

 

実際の治療例

 

古川先生に、中医学の夏バテ治療は実際にどのようなことを行っているのか、聞いてみました。実際にあった例を紹介します。

 

8200

 

【対象者】

50代で工場管理の仕事をしている男性Sさん。毎日のように工場で問題が発生し解決できない日々が続いていました。

 

 

【症状】

7月になり気温上昇とともに食欲がなくなり、睡眠時間も短くなってしまいます。

ある日、工場の現場でまた問題が発生し、怒りの感情がコントロールできず倒れてしまい、救急病院搬送されます。

 

検査の結果、「癲癇(てんかん)」の疑いがあると診断され、再発作の場合には抗癲癇薬の服用を検討中。

来院された時は食欲がなく、不眠、疲労倦怠、情緒不安定な症状でした。
【中医学的診断】
①舌診

9180

舌の厚さは薄く、赤く鮮やか。苔は厚く黄色で濁り、乾燥している。

 

 

②脈診

細い弦のような脈で速く流れています。

 

 

【医師の診断】

夏場の暑さで身体を潤す津液が足りない陰虚タイプの所見が診られます。

飲酒歴があり湿熱が身体に多く、更に喫煙もしているため、身体に熱がこもり炎上していると判断しました。

また、「癲癇」的な発作は、この体内の熱が精神に影響を与えたと考えられます。

 

 

【治療】

陰を養い、身体に潤いをあたえる「増液湯」に、食欲促進の生薬を処方。

 

10500

イメージ
【途中経過】

 

1週間後、舌に潤いが診られるが赤いまま。やや食欲があり、睡眠は比較的よくとれるようになる。しかし、工場現場では頭に血が上り怒る毎日が続く。怒りと肝の火が関係するため竜胆草などの肝火を抑える生薬を加味する。

 

3週間後、ぎっくり腰になり、腰が伸びないままの姿勢で受診。

腰部の鍼治療を実施し、なお、陰を補い、肝火を取り除くツボも選択し治療をする。鍼治療後、5日目に診察したところ、腰痛は軽減、睡眠の質が向上した。

舌の苔は汚れて厚いままで、除湿効果のあるアーモンドやハトムギなどの生薬を加味する。

 

6週間後、情緒が安定し、社員を頭ごなしに叱りつけることが無くなった。さらに話を聞く余裕もできた。舌の苔は清潔になり赤みは軽減。

 

3か月後、夏バテの食欲低下、疲労倦怠感は診られず、情緒も安定したため、陰を補う錠剤処方し治療終了となりました。

 

 

13

 

 

 

診察予約はこちら

 

 

なんでも相談はこちら

 

 

★保険についてのご質問、漢方ってどうやって飲むの?苦い?

どの先生に診てもらえばいい?などなんでもご質問ください