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「頭痛」のツボ押し解説付き!その痛みを徹底的に改善しよう!

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 こんな症状、経験ありませんか?

 

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これらの症状のうち、2 つ以上が当てはまる場合は、その頭痛は「片頭痛」であると 考えられます。

 

たかが頭痛と侮ってはいけません。少しの痛みでも生活に支障をきたす場合もあるの で、できるだけ早く改善しましょう。
痛みの原因は様々。痛みによって予防法や対処法が大きく異なるため、一歩間違えれ ばかえって痛みが悪化するなど、逆効果になりかねません。
そこで今回は、身近な「片頭痛(へんずつう)」「緊張型頭痛」を例に、頭痛の原 因別予防法・対処法について学びましょう。

 

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片頭痛と緊張性頭痛の違い

 

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頭痛はその種類によってメカニズムも治療方法も全く異なります。

 

片頭痛は頭の片側がズキズキと脈打つように痛み、吐き気や嘔吐を伴います。光や音 に過敏に反応し、月に 2~4 回起きます。痛みは相当つらいですが、おさまるとケロッ としています。頭の中の血管が拡張し、その周囲に炎症が広がることが痛みの原因です。

 

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一方で緊張型頭痛頭の重さや圧迫感、締め付け感があり、肩や首がこるのが特徴で、 ほとんど毎日続きます。不自然な姿勢で長時間デスクワークをするとか、人間関係などの精神的ストレスで血管が収縮して血行が悪くなり、筋肉に疲労物質や痛み物質がたまることが原因で起きます。

 

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このように血管が拡張する片頭痛と、収縮する緊張型頭痛では痛みのメカニズムが正 反対です。その区別は重要で、頭痛が起きている時に身体を動かしてみると分かりま す。片頭痛は身体を動かしたりマッサージしたりすると痛みがひどくなりますが、緊張型頭痛は逆に軽い運動や散歩をしたほうが血行がよくなり、症状が緩和します。

 

 

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頭痛の治療法

 

1.タイプ別に漢方で治療

 

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「緊張性頭痛」「片頭痛」は西洋医学の診断名ですが、中医学での場合にも「弁証 論治」という中医学特有の診断、体質分類の方法を使います。

身体なかに流れるエネルギーを「気」と「血」に分類し、このエネルギーが多く流れ ている状態を「実証」、少なく流れている状態を「虚証」に分けられるのですが、こ のどちらも「頭痛」の症状が現れます。

このように漢方では、症状をタイプ別に分けながら、「気」と「血」を調節し、頭痛を治療していきます。

 

 

・肝陽タイプ

 

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会社で重要な決断をしなければいけない責任のある方になり やすく、感情のコントロールが上手くできない状態になり、 ズキズキと脈を打つような頭痛が特徴です。

 

漢方:肝の陽気を鎮める生薬と、睡眠時間が短いと症状は悪くなるので、睡眠の質を高める漢方を中心に処方していきます。

 

 

・腎虚タイプ

 

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恐がりで心配性の人が多く、頭痛とともに腰や膝に痛みが伴うことがあります。疲労が蓄積した時や運動をすると症状が 悪化しやすく、比較的、高齢の方に多くみられる傾向があります。

 

漢方:腎の気を補い、陰と陽のバランスを調節する生薬の処方をします。

 

 

・痰濁タイプ

 

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炭水化物や菓子パンやデザートを好む人に多く、疲れやすく 気力がない、頭が重く鈍い頭痛が現れるのが特徴です。ま た、遅延型食物アレルギーの人もこのタイプが多い傾向があります。

 

漢方:痰濁(老廃物)を大腸と膀胱から排泄させる生薬の処方をします。

 

 

・瘀血タイプ

 

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タバコやお酒などの嗜好品を好む人になりやすく、ストレス を抱える神経質な人や冷え性の人に多く診られる頭痛で、針を刺すような痛みが特徴です。

 

漢方:活血の生薬に加えて、瘀血の原因となる冷えや、ストレスを調節する生薬の処方をします。

 

 

2.鍼・推拿で治療

 

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先に分類したタイプ別に「経絡やツボ」を調節することにより、「頭痛」の発症しな い体質に改善していきます。不思議に思うかもしれませんが、頭痛とは一見関係なさ そうな手や足のツボに鍼を打つことがあります。これも経絡に沿って身体の反応点か ら「頭痛」を軽減させる治療法の一つです。

片頭痛や緊張性頭痛の治療に、「鍼」や「推拿治療」は非常に効果が期待されます。

続く痛みに苦しんでいる方にお勧めしたい治療法です。

 

 

 ~頭痛になった時はこのツボを押そう❣~

 

合谷(ごうこく)

 

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親指と人差し指の骨が交差する場所の、人差し指側を押します。

 

 

頭臨泣(あたまりんきゅう)

 

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目の真上で、髪の生え際から 1cm ほど上にいったところを押します。

 

 

 足臨泣(そくりんきゅう)

 

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足の甲側で、小指と薬指の付け根の間を、足首方面に2~3cm 上がったところを押します。

 

 

 

頭痛受診メモのすすめ

 

頭痛の症状をうまく表現し、先生に伝えるのは難しいものです。適切な治療を受けるために、受診の際は下記のような「受診メモ」を用意して、症状などを整理していくとよいでしょう。

 

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 【受診メモの項目例】

①最初の頭痛はいつごろから始まったか

(痛む場所、痛み方、前兆や随伴症状の有無、それ以降の頭痛の頻度について)

②現在の頭痛について

(痛む場所、痛み方、前兆や随伴症状の有無、頻度など)

③頭痛のとき、温めるのと冷やすのとではどちらが楽になるか

④頭痛の最中に頭や身体を動かすとひどくなるか

⑤頭痛の最中に光や音、においなどを不快に感じるか

⑥家族や身近な親類に頭痛もちの人がいるか

 

 

今回、ご紹介した「頭痛対策」は、当院の古川先生が実施しています。古川先生の診察は、虹梅路クリニックで、夜20:00まで受けられます。土曜日も診察可能ですので、慢性的な頭痛で悩んでいる方は、この機会にぜひ、お問い合わせください。

 

 

 

 

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