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腰からお尻、足にかけて痛む! ツライ「坐骨神経痛」はこう治す!

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こんな症状でお悩みではありませんか?

 

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その症状!坐骨神経痛かもしれません!

 

 

坐骨神経痛とは?

 

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腰から足にかけて身体の中で一番太い神経が、圧迫や刺激 を受け痛みの症状が現れます。腰から下の臀部(お尻)、 太ももの裏側から、ふくらはぎ、足先まで、鋭く電気がは しるような痛み痺れが特徴的な症状で、慢性化しやすく身体全体の姿勢を歪めてしまう原因にもなります。

 

「坐骨神経痛」や「腰痛」の相談、診察予約についてはフォームからお願いします。

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どうやって治療する?

 

①推拿(中国式リハビリ)で治療

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推拿とは、手や肘などあらゆる手技を使って、身体の点 (ツボ)、線(経絡)、面(表面筋膜)に圧力をかけ て、身体のバランスを調整し、痛みを取り除く治療法です。
推拿は坐骨神経痛の治療の他、ストレスが原因の不眠や 頭痛、咳などの治療も可能です。
Joe 鄭 先生(推拿/内科専門)

 

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【コメント】患者さんに痛みの原因や治療方法を説明し、治療プラン立てます。推拿や必要に応じて漢方などを組み合わせながら、治療を進めていきますが、時に痛みが酷い場合は、レントゲンやMRI等の検査も行う事もあります。

 

 

②鍼灸で治療

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鍼灸は、鍼とお灸を使い身体の点(ツボ)、線(経 絡)に物理的な刺激をあたえ、身体の反応を利用した治療方法です。特に痛みのコントロールには一定の効果が期待できます。

 

Vivian 李先生(鍼灸/中医内科専門)

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【コメント】痛みがひどく鎮痛剤を服用している方で、鎮痛剤の効果も薄れてきた場合には、中医学の診察、治療を受けてみると、QOL(生活の質)向上につながります。痛みを抑え我慢するのではなく、鍼治療は痛みを改善することができます。

 

 

坐骨神経痛の実際の治療例

 

 古川先生による実際の治療例を紹介します。

 

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【対象者】

上海で働く55歳の男性Aさん

 

 

【症状】

秋になり下半身が冷え始めてから、右下肢の痺れがあり、座位での仕事が長く なると痛みがでるようになった。痛みが激しい時には、消炎鎮痛剤を服用し仕 事を続けていたが、ある日、夜中に右下肢が痛み一睡もできず、痛みが悪化したため、強めの消炎鎮痛剤を 1 カ月間服用。しかし、その後も痛みの改善は診られなかった。痛みで睡眠が取れず日中のパフォーマンスも低下し、不安になり中医学的な診察を希望されました。

 

 

【中医学的診察】
①舌診

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舌は淡白で暗く浮腫んでいる。また苔は厚く、裂紋が診られる。

 

②脈診

細く力がない、やや沈む感じの脈。

 

 

【医師の診断】

下肢の冷えや舌の浮腫み、脈の細いなどの所見から、下肢の筋肉や神経に栄養 が行きわたらない血流障害と判断しました。
中医学の弁証論治では、腎陽虚(腰や下半身を暖めるエネルギーの低下)、血虚瘀血(栄養不足で血が減り老廃物の血の塊が増えている)の症証と考えまし た。

 

 

【治療】

1 鍼灸治療

右側の下肢に血流を増やすツボを刺激し電気を流しました。鍼の後は血流改善のため、お灸で身体を暖めます。

 

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2 生薬治療

弁証論治により体質を分類し生薬を処方します。身体に栄養を補うために血を増やす(当帰、芍薬、何首烏)腰や下半身を暖める(鹿角、補骨脂、巴戟天) 最後に血流を良くする(三七人参、紅花、牛膝)。また、睡眠の質を高める (合歓皮、遠志)を処方しました。

 

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【途中経過】

 

1週間後漢方服用から3日目で右下肢の痛みが軽減したため、消炎鎮痛剤の 服用を停止。睡眠は早朝覚醒が未だある状況。舌の苔は、まだ厚いため胃腸を 調節し老廃物を排泄する(厚朴、茯苓)生薬を加味しました。

 

3週間後冷えると下肢の痺れを感じるため、身体を暖める生薬を加味し経過観察としました。

 

4週間後、右下肢の痛みは無くなり、歩行時も力が入るようになる。睡眠の質を向上させるために心臓を養い、心を穏やかにする(竜骨、牡蛎)を加味しさらに経過観察します。

 

2か月後、舌の浮腫みは改善し、色も鮮やかで苔も清潔になりました。また脈 に力が感じられるようになり、下肢の痛みももうないということなので、完治 と判断し治療終了となりました。睡眠の質の向上には、今までの睡眠習慣も関係するため、根本的に体質が改善するよう、さらに食習慣、運動習慣等の生活 習慣病の予防を積極的に取り入れていくように説明をしました。

 

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【医師からの一言】

 

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今回、ご紹介した「坐骨神経痛治療」は、当院の JOE 鄭先生、Vivian 李先生が実施しています。JOE 鄭先生、Vivian 李先生の診察は、黄浦クリニックで夜 20:00 まで受けられます。土曜日も診察可能ですので、坐骨神経痛で悩んでいる方は、この機会にぜひ、お問い合わせください。

 

 

 

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