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ストレスも原因!?辛い「しもやけ」を治療する

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こんな症状でお悩みではありませんか?

 

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【私にお任せください】

 

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「しもやけ」とストレスホルモンの関係

 

ストレスや悩みが多いと、交感神経が優位に働き「ストレスホルモン」が過剰に 分泌されます。そうなると全身で血行障害が起こりやすくなり、しもやけの原因 になることもあります。運動や漢方薬や鍼治療などで副交感神経を優位に働かせ ることで、血液循環がよくなり「しもやけ」や「冷え性」を予防することができ ます。

★唾液や血液検査で「ストレスホルモン」を調べることができます。

 

 

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漢方の「しもやけ」治療

 

「しもやけ」の状態を診察し、一人一人の症状に合わせて処方します!

 

①冬になると足の指が「しもやけ」になる

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【原因】

冬になり「寒邪」が、血流を障害してしまい、しもやけの症状になります。

 

【漢方治療】

血を養い身体を温める生薬を処方。特に冷えている下半身に栄養を運ぶことができる「帰経」の生薬で血流改善を促します。

 

 

②上海に来たら「しもやけ」になった

 

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【原因】

上海は日本に比べて冬の季節でも湿度が高い日が多いため、虚弱な人や浮腫みやすい人などは、この「湿邪」が身体に入り血流障害を起こし、しもやけの原因になります。

 

【漢方治療】

血を養い、身体を温める生薬に加えて「除湿」効果のある生薬を処方。脂質と糖分摂取量が治療効果に影響するので、食生活習慣の見直しが重要になります。

 

 

③緊張すると指が冷えて、痛がゆくなる

 

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【原因】

ストレスが多く緊張している時間が続くと、身体の中にストレスホルモンが分泌され、毛細血管を収縮させてしまいます。この場合、男性でも手足が冷え、しもやけになることがあります。

 

【漢方治療】

緊張を緩和する「理気」、血の流れを良くする「活血」の生薬を処方。情緒不安定や睡眠がよくとれない人には、昼用は活力を与える生薬を、また夜用は心を安静にする生薬を分けて処方します。

 

 

④炊事の水で、手に「しもやけ」ができて痛い

 

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【原因】

「寒邪」が原因で手に「瘀血」が溜まり、更に水を使うことで炎症が起きている状態。悪化すると皮膚が破れ、組織液が出てしまい治りにくくなります。

 

【漢方治療】

血を養い身体を温め、血行を良くする「陽」の生薬と清熱解毒で炎症や痛みを抑える「陰」の生薬を一人一人の体質に合った量に調整しながら処方します。

 

 

 

ー実際の治療例ー
しもやけの治療

 

古川先生による治療例を紹介します。

 

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【対象者】

上海に暮らす45歳の女性Bさん

 

 

【症状】

ここ数年来、冬の季節になると、手足の末端が赤くなりしもやけになるようになった。炊事で水を使うこともあり、手荒れもひどくなり痛み痒みが激しい時期には、消炎の軟膏を使うこともあった。ある日、手が熱くなり睡眠が取れず疲労も重なり、気分も不安になってきたので、診察治療に来られました。

 

 

【中医学的診察】
①問診

上記の内容の他に、夕方になると下半身が浮腫み手足が冷えやすく、お腹が張る事があり。菓子パンを好む方で、神経質な気質で運動する習慣はないとのことでした。

 

②舌診

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舌は淡白で暗く、苔は薄く白色が診られる。

 

③脈診

細く沈みやや緊張が診られる。

 

 

【医師の診察】

手足が赤く腫れ痒いので「風湿熱」が手足に溜まり炎症が起きている状態。下肢 の冷えや浮腫み、舌の淡泊で暗い、脈の細いなどの所見から、虚弱タイプで身体 の中の老廃物「濁瘀」を排泄できないため手足末端の微循環に栄養が行きわたら ない血流障害ではないかと判断しました。中医学の弁証論治では身体に寒さが入 り、気血の流れが悪くなり、「濁瘀化熱」で手足がしもやけになる。気血両虚 (身体に栄養を循環させるエネルギーの低下)濁瘀化熱(老廃物が増え炎症を起 こしている状態)の症証と考えました。

 

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【治療】

1 .鍼灸治療
手足の末端のツボを刺激し血液の循環を促進。胃腸の経絡を刺激し、老廃物の排 泄を促し最後に気の流れを調節する肝胆のツボを刺激しました。鍼の後は腸内活 動を正常に戻すため、お灸でお腹を暖める治療を行います。

 

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2 .生薬治療

弁証論治により体質を分類し、生薬を処方します。身体に栄養を補い血の循環を 増やす(当帰、黄耆、玄参)に浮腫みを減らし血流改善する(茯苓、牛膝、乳 香)を加え、最後に炎症を抑える清熱解毒(金銀花、忍冬藤)を調合しました。 また、この方は神経質タイプで甘味を好むため(甘草、ナツメ)も加えています。

 

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【途中経過】

 

1週間後手足の腫れ及び下肢の浮腫みが軽減、但し手が乾燥し痒みが増してい るため、血の流れを良くし痒みをおさえる生薬を加味。依然として、お腹の張り はあり、舌の苔は厚いため胃腸を調節し老廃物を排泄する生薬も加味しました。

3週間後手の張れ痒みは治まりましたが、足の指は未だ赤みのある状態です。 お腹の張りもあり便通もよくないため、これらを改善させる生薬を加味し観察。

 

4週間後足の指の赤みが治まり清熱解毒の生薬を取り除き、胃腸の働きを改善 する生薬を調節し観察。

 

2か月後炊事で水を使うため「手湿疹」の症状は未だ見られるが、しもやけの 症状は改善が診られ治療終了となりました。また、来期のしもやけ予防のため、 夏場の養生や根本的に体質を改善するための食習慣、運動習慣等を積極的に取り 入れていく養生法を説明しました。

 

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(イメージ)

 

【医師からの一言】

 

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