老中医の診察室〜症状別漢方治療・養生法〜
こんな治療が得意な理学療法士!「腰痛」編
オステオパシー治療とは、150年の歴史のあるアメリカで発展した施術で、自然治癒力を阻害する原因を取り去ることで、自己の修復能力を引き出し、身体を健康な状態に取り戻す施術方法です。
【診察の流れ】
①身体全体の立ち姿勢を立体的に観察。
②身体全体の筋肉の量、及び筋肉の緊張度合いを触診。
③各関節の位置や安定性、可動域及び可動性能などを診察。
④身体全体の治癒力の阻害されている所を判断する。
⑤治癒力が回復するまでの治療期間、方法を説明。
⑥治癒力の回復を効果的にするための、生活、栄養、運動、メンタル面などのアドバイスも行う。
【治療方法】
腰痛のある場所だけでなく、痛みの原因になっていた微妙な関節や筋肉の歪みを丁寧に施術します。
自然治癒力を高めるためには痛みの伴わないソフトな施術が必要なので、虚弱な方でも受けられるのが特徴。
強靭な運動選手でも、治療効果を上げることも可能です。
atthew Stevens(マシュー)先生(理学療法士)
Yさんは上海に住む40歳の女性です。
半年ほど前から腰痛に悩まされています。他の病院で理学療法を3回受けたが改善が見られないため、BODY & SOULを受診しました。普段は2歳の子供を抱っこすることが多いといいます。
腰痛改善のために訪れていただきましたが、マシュー先生は頭頂部からつま先までくまなく身体(骨・筋肉)の状態まで観察して、現在どのような状況かを判断していきました。
腰だけではなく背中全体の筋肉がとても緊張しているため、筋肉をほぐし血の巡りを改善しました。痛みが軽減したころを見計らい、スポーツ理療の療法士に引継ぎ、今後痛みが発生しないようなトレーニング療法を受診していただく予定です。
オステオパシーの理論では、本来人間は身体の不調は自分の治癒能力によって可能であると考えます。そのため何が邪魔をして自然治癒を妨害しているのかを見極めることが大事となります。
もっとも身体の情報を得やすいのが触診であり、全身のあらゆる部分の組織に触れ、微妙な反応を元に問題点を見つけ出します。
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- 2019年04月01日