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【新型コロナウィルスは、正しく知れば『防御』できる】

最近中国各地で新型の冠状ウイルスに感染する肺炎の確定診断率と、死亡率は徐々に増加しています。しかし、報道されたリアルタイムのデータを見ると、まだピークになっていないかもしれません。不幸中の幸い、春節連休は皆さんから新型コロナウィルスから隔離する貴重な時間を過ごされたと思います。しかし、連休はもうすぐ終わります。その後はどうすればいいでしょうか?

 

 

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❶まず、コロナウィルスの感染経路について知っておきましょう。

 

コロナウイルスの感染経路は、インフルエンザ同様、基本的には飛沫感染と接触感染とされています。

 

飛沫とは、くしゃみや咳で飛んでいくしぶきのことで、感染者のウイルスがこれによって、口や鼻の粘膜に付着すれば、そこから感染が起きます。ただし飛沫は5マイクロメートル(1μm=1000nm)程度の大きさがあり、重みのせいで空気中を漂う間もなく下に落下してしまうため、空気感染ほどの感染力はないと言えます。

 

とはいえ、感染者の飛沫や糞便に由来するウイルスは、体外に排出された後すぐに死滅するわけではなく、感染者が口や鼻を触った手にウイルスを付着させ、その手で触った物が感染源となります。その感染源となった物を触った手で自分の眼や鼻を触って起きるのが、接触感染です。また、コロナウィルスは14日間の潜伏期間があり、症状が出ていない期間も感染することが分かっています。

 

コロナウイルスには、今のところ予防接種も特効薬もありません。世界各国で日々研究は続けられていますが、ワクチンが出来たとしても効果があるのか否か、結果を待たなくてはなりません。

 

いずれにしても現時点では、できうる限りの自衛手段をもって予防に努めるしかありません。

 

 

 

❷自身でできる防御方法

 

①いちばん肝心なのは、体力・免疫力の維持です

 

粘膜に多少のウイルスが付着しても、そこで排除されるか、体内に侵入しても直ちに駆逐できれば、感染は成立しません。それには十分な睡眠と食事が必要です。

 

体力・免疫力の維持方法について、当院の中医学免疫科専門の鄭医師から下記の提案があります。

 

• 普段体が虚弱で風邪を引きやすい、あるいは疲れを感じやすい人は、漢方薬やお灸を適切に使って免疫機能を高めることができます。

 

蓮花清瘟胶囊、清开灵颗粒、小柴胡颗粒、抗病毒口服液、双黄連口服液などを体質に合わせて服用しましょう。(自己判断で服用は避けてください。当院では、専門の医師が診察後に体質にあわせて処方ができます)

 

2003年にSARSを戦う過程で、漢方医達は大量の治療経験を積んだことによって、漢方薬は良好な抗ウイルス効果を持っていて、しかもステロイド剤の量を減らすことができるので予防としても良いと考えられます。

 

 

 

②まめに手洗いをしましょう

 

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外出先から帰宅後すぐ、顔や室内のあちこちを触る前に、石鹸を使ってよく手を洗うこと。コロナウイルスはエンベロープという、脂を主成分とする膜に包まれています。石鹸は脂の膜を壊し、ウイルスを殺す働きがあります。コロナウィルス患者の使用後のトイレはもちろん、不特定多数の人が使用する施設のお手洗いなどを利用したら、入念に手を洗いましょう。目安は30秒。石鹸は“薬用”である必要はありません。ウイルス破壊のほか、汚れ落ちをよくするのが目的であり、汚れと共にウイルスを洗い流すので、洗った後の手は、できれば使い捨ての紙タオルで拭くのが望ましいでしょう。

 

 

 

③うがいと水分補給をしましょう

 

長時間の外出後に自宅でうがいを行っても、あまり効果は期待できません。ウイルスが粘膜に付着してから1520分で体内に侵入し、感染を成立させるとも言われるからです。

 

帰宅後のうがいも大事ですが、外出中にこまめに水分を取って喉の粘膜を洗い流すほうがもっと効果的です。喉の粘膜を潤すことは、粘膜の異物排除機能を高めるので、その意味でもおススメできます。できるだけ外出中は、頻繁に少量の水を飲んで、喉の湿潤を維持しましょう。

 

 

 

咳やくしゃみをする時は

 

咳やくしゃみをする時は、ティッシュペーパーやひじで口と鼻を覆います。 不用意に手で口元を隠しながら咳やくしゃみをするのは避けましょう。

 

 

 

マスクの効果は?

 

マスクは、風邪などの予防効果は科学的に立証されてはいません。しかし、インフルエンザ予防と同様、鼻やのどなど気道を保湿・保温することで、その粘膜を保護し働きを高めることは期待できます。また、自身の手で無意識に口や鼻に触れるのを防ぐことにもなります。

 

ただし、取り扱いを間違えれば、かえって感染を招きます。

 

不織布の使い捨てマスクを、こまめに取り換えながら使うこと。鼻までぴったり覆い、隙間のないように装着し、1枚のマスクを1日以上使い続ける、また表裏使う、などは決してしないことです。

 

また、不織布部分の外側は、捕えられたウイルスが付着する部分なので、手で触ってはいけません。マスクを外す際は、耳にかけたストラップ部分だけをつまんで外し、手で丸めたりせず、そのままゴミ箱に捨ててください。

 

 

 

消毒用アルコールでウィルスを破壊できます

 

インフルエンザやSARSの経験を踏まえると、アルコール除菌剤も有効です。エンベロープ(コロナウィルスの膜)は、アルコールでも容易に破壊できるためです。

 

その際には濃度7080%に調整された消毒用アルコールを使い、ドアノブなど手洗い前の手で触れやすい部分を拭き掃除しましょう。手指用のアルコール消毒剤を使う際も、必ず手洗い後に水気をよく拭いてから使用してください。水気が残っていると濃度が薄まってしまい、十分な消毒効果が得られないためです。

アルコール以外では、食器を煮沸・熱湯消毒する、布団や衣類は日光(紫外線)消毒する、といった消毒方法もとり入れてください。

 

 

コロナウィルスは感染力は強いようですが、幸い今のところSARSほど毒性は高く無さそうです。適切な防御方法を身につけて、是非、この時期を乗り越えてください。

 

 

また、診察予約や、コロナウィルス対策の漢方について、ご質問お問い合わせがある方は、下記フォームにてご連絡ください。

 

 

 

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      • 2020年02月03日